花を売るため、宣伝するためにネット広告を出稿して集客につなげるという方法があります。

ちなみに、グーグルやヤフーなどの検索エンジンは広告収入によって成り立っています。
リスティングやPPC広告と言われるものです。

同じように、フェイスブックやユーチューブなどにも広告が出てきますね。現在は様々な広告があって売上アップの近道として多くの企業が取り入れています。

利用者の多いネット媒体に広告を出稿することで集客と売上アップが見込めます。

広告というのは、閲覧者の属性に合っわものが表示されたり、入力したキーワードによって変わります。

例えば、花の商品や用途などに関するキーワードを入力すると、花の広告が出てきます。

その広告を見ていると、もったいない出稿の仕方をしているところもあることに気が付きます。

何がもったいないかというと、広告表示の設定・キーワードの決め方です。

広告とキーワードの仕組み

広告をネット上に表示させるには当然ながら費用がかかります。その費用はキーワードによって値段が決まります。

広告はキーワード毎の入札制のため、一番高い入札額を設定した業者の広告から表示される仕組みになっています。※上の画像の赤枠の部分。

この広告の仕組みはというと、表示される順番は値段によって決まります。値段は入札制になっていて、花のセリ入札と同じイメージです。

例えば、「胡蝶蘭」を販売したいときは、「胡蝶蘭」のキーワードで広告を出します。

皆さんもご存知のように胡蝶蘭は販売価格が高く、利益が大きい商品です。そのような商品は多くの花屋さんや関連業者が入札しているため、広告を出すための入札費用も高くなります。

では、何がもったいない出稿なのかというと、広告を表示させる設定です。

広告はクリックされたときに費用が発生

例えば、「胡蝶蘭」というキーワードが入っていたら、必ず広告を表示させる設定にしている花屋さんがたくさんいます。

必ず表示されるというのはどのような設定かというと、検索時に「胡蝶蘭+○○」などのように「胡蝶蘭が入っているすべての検索」で広告が表示される設定です。

このような設定方法にすると「胡蝶蘭」というキーワードが含まれているだけで、そのたびに広告が表示されます。

ただ、リスティングやPPC広告は表示されただけでは費用はかかりません。広告がクリックされたときに費用が発生する仕組みです。

これを誤解されている花屋さんが多く、「クリックされなければ大丈夫」と細かなキーワード設定を行っていない場合があります。

費用対効果の良い広告を出稿したいときは「胡蝶蘭」で検索している人はどんな人なのかを考える必要があります。

例えば、「胡蝶蘭」の育て方を調べているだけの人、「胡蝶蘭」の写真を見たいだけの人、「胡蝶蘭」の花言葉を知りたいだけの人など、購入する目的以外の人が多いことも考えなくてはいけません。

それを考えずに入札してしまうと、クリックだけされて注文が入らない、広告費用だけ膨らんで売り上げが上がらない、といった減少が起こります。

広告のメリットとデメリット

広告を出すときに大切なのは、メリットとデメリットを考えることです。

メリット

検索者に最適なタイミングで最適な広告を配信し、集客する事が出来る点です。

クリックされたときの費用はキーワードによって変わります。例えば胡蝶蘭の場合は数百円程度。

他のキーワードと組み合わせれば、さらに安くなって数十円程度で広告が出せます。

花の通信組織などに加盟している花屋さんは手数料として10%以上を払っていることを考えれば、数十円~数百円程度で数万円の花が売れれば費用対効果は高いといえますね。

また、利用者の情報は自社の顧客リストとして残せてその後の販促にも活用できます。

デメリット

適切な設定で運用しないと広告費を無駄に消費してしまう恐れがあるという点です。

クリックされても注文に結びつかない場合は費用がかさみます。

なぜ注文に至らなかったのかを検証する作業も必要になりますので、運営コストを考えて出稿する必要があります。

広告まとめ

自然検索よりも集客力のある広告は、低コスト・ハイリターンが期待できる販促、集客方法です。使い方次第で大きな売上アップをもたらしてくれます。

広告は設定次第で花を購入したい検索者に対して、花を販売しているページへの誘導する広告を配信することが出来るので、クリック率や成約率が高くなる傾向があります。

ある特定の地域の人だけに広告を見せたり、クリック先の商品ページ(ランディングページ)を見直すことで注文数がアップすることもあります。

広告は設定次第で費用対効果の高い集客ツールになるでしょう。

花屋の和では、花屋さんのホームページを制作したり、上位表示させるだけでなく、広告運用の有効活用もお手伝いしています。

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