お花代をクレジットカードで支払いたいというお客様は年々増えています。特にネット通販では支払いの6~7割以上がカード払いと言われています。
理由としては、カードや各種ペイ払いなどで払えばポイントがたまったり、還元されるなどのキャンペーンが多く行われていることが挙げられます。
購入頻度が多かったり、商品が高額になればなおさらですね。
今後、店頭販売やネットショップをする上で、クレジットカードをはじめとするキャッシュレスでの支払いに対応するのは花屋をやる上での必須条件となっています。
でも、カード決済は手数料が・・・
導入前のうちの花屋もそうでしたが、カード決済はどうしても手数料が気になります。そこがネックで導入を見合わせている花屋さんも多いのではないでしょうか。
例えば、
- 数百円程度という少額決済では利益が出づらい
- 決済や振込時に手数料が取られる
- 会計時に手間がかかる
- 代金の入金が遅い
そのような理由で導入を見合わせているお店もあると思います。
ただ、政府もキャッシュレス化を後押ししていることや、支払いにクレジットカードや各種ペイ払いを希望する利用者もどんどん増えている現状から、カード決済の導入は集客やリピート客獲得のためにも欠かせないものとなっているのが現状です。
そんな中、これからクレジットカード決済を取り入れたいお花屋さん、すでに導入しているけど見直してみたいお花屋さん向けに、管理人が花屋で実際に使ってみて良かったクレジットカード決済を紹介します。
これは旧来のリアル店舗だけでしか使えないという古いものではなく、お店とネットショップの両方で使えますので「これからキャッシュレス決済どうしようかな??」と考えている花屋さんは是非参考にしてください。
花屋さんにおすすめのカード決済とその選考基準
- 導入・初期費用が無料であること
- 月額費用が無料であること
- 振込手数料が不要なこと
- 売上代金の入金が早いこと(最短翌営業日)
- 導入・操作が簡単であること
- 実店舗・ネットショップの両方で使えること
- 主要6ブランドVisa、MasterCard、American Express、JCB、Diners Club、Discover対応
- クレジットカードやデビットカード、交通系、各種ペイ、海外発行カード対応
- 決済手数料が安いこと(3%台)※2020年6月まで2%台
- PC・スマホ(iOS・Android)・タブレットで決済できること
- スタッフそれぞれの携帯端末でも利用(同時ログイン)できること
- 配達先(モバイル)でも決済できること=代引きに使える
- 個人事業主でも利用可能なこと
以上、花屋としての希望や選考基準を書いてみましたが、ちょっと多かった(厳しすぎ)かもしれません。
その2つをこのページでは紹介します。
まずは上記基準をすべて満たした「スクエア」決済サービス。
Square(スクエア)
メリット
スクエアのメリットは選考基準で書いたとおりです。現状ですべてクリアしているのはこのスクエアだけでした。
実際に使ってみると利便性は秀逸で、オンラインのPCやタブレット、スマホがあれば、店内でも配達先でもその場で決済できます。(固定・専用の端末が不要という仕組み)
ネットショップで受け付けることも可能
ホームページで注文を受け付け、カード決済を希望されたお客様にはメールで案内することが出来ます。
また、決済の確認も容易で、お客様が支払いされるとリアルタイムでメールが入ります。
入金が早い、振込手数料が取られない
登録する金融機関によっては最短で決済日の翌営業日に振込みされますのでキャッシュフローも安心です。
また、振込されるときの手数料も不要です。通常だと振込手数料は数百円かかりますので、これが無料なのは結構大きいです。
タッチ決済にも対応
カードリーダーにかざすだけの簡単なタッチ決済に対応しています。
デメリット
デメリットは、JCBが3.95%なことと、レシートの発行にはプリンターが必要なことぐらいです。(電子レシートであればメールアドレス宛に送れます)
スクエアの操作性、使用感
操作性の面では、会計の操作が簡単なのは接客をする現場で最も大切なことですね。
文字が大きくて打ちやすい、メニューが少なくてわかりやすい画面。
ネットショップで利用
ネットショップで利用する場合、お客様へのメール案内は管理画面からPCはもちろん、スマホやタブレットでも簡単に送信できます。
決済が完了したらすぐにメールで知らせてくれるのもありがたいです。
スクエアまとめ
花屋(店頭、ネットショップ)で導入するカード決済として、このSquare (スクエア)を超える決済ツールは現状で見当たらないと思います。
・入金サイクルの面で最短翌営業日に入金されること、そして振込手数料が取られないというのは事業者側は助かります。
・経済産業省のキャッシュレス・消費者還元事業に登録を完了しています。
これにより、決済手数料の一部および、消費者への還元分を国が補助することになっています。
・Square (スクエア)はスマホやタブレット、PCで使える点、月額のランニング費用無料や決済手数料の安さ、振込手数料が不要な点、日計処理や売上票の送付といった煩雑な作業が不要、ネット販売にも利用可能という点で花屋にとって最も魅力的なカード決済ツールだと思います。
今申し込んでおくと有料のカードリーダー(税込 7,980円)も無料で導入できます。
「キャッシュレス・消費者還元事業」期間中は、国が決済手数料の3分の1を補助してくれるので、決済手数料3.25%が2.16%になります。
さらに、期間中は利用者へ5%還元がありますのでアピールしやすいです。
Square(スクエア)無料申し込み
ホームページでもリアル店舗でもクレジットカード決済が導入できるSquare(スクエア)。
現在お得なキャンペーン中で下記の公式サイトから無料で申し込めます。
使っても使わなくても完全無料なので、他の決済サービスと併用してもいいですね。
決済端末が壊れたときなどのバックアップとしても使えるのでいざというときも役立ちます。
もちろん花屋さん以外のフリーランスでも申し込めます。
Square公式サイト:https://squareup.com/
もう一つのおすすめカード決済はAirペイ(エアペイ)です。
CMでも宣伝しているので知っている方も多いのではないでしょうか。
Airペイ(エアペイ)
メリット
Airペイ(エアペイ)のメリットもスクエアとほぼ変わりません。
カードリーダーも無償で使えます。
そして最も大きな違いは無償で「iPad」が提供されることです。(ちなみに、iPadは買うと37,800円。)
iphoneにアプリをいれれば、店内でも配達先でもその場で決済できます。(固定・専用の端末が不要という仕組み)
業界最多の決済方法
主要カードの他、交通系、電子マネーなど業界最多の決済方法に対応しています。
入金が早い、振込手数料が取られない
登録する金融機関によって月間3~6回振込みされますのでキャッシュフローも安心です。
また、振込されるときの手数料も不要です。通常だと振込手数料は数百円かかりますので、これが無料なのは結構大きいです。
デメリット
デメリットは、ネットショップでは決済を受け付けることはできません。
かざすだけのタッチ決済にも対応していません。(リーダーのバージョンアップでそのうち対応になるかと思います。)
あとはスクエアと同じくレシートの発行にはプリンターか、レジと連動する必要があります。うちは手書きの領収書で代用してます。
ネットショップでは受け付けられない
スクエアと違い、Airペイ(エアペイ)は対面での決済となります。
タッチ決済には非対応
現在はカードリーダーにかざすだけのかんたん決済には対応はしていません。
対応はiosのみ
基本的に決済の操作はios(iPad、iPhone)となるので、アンドロイドスマホでは決済を操作することができません。
Airペイ(エアペイ)の操作性、使用感
iPadを使われている方はわかると思いますが、端末のレスポンスは良く、操作は快適です。
Airペイの管理画面も利用者視点に立ったシンプルな設計になっています。通常のレジを打つのと遜色ないくらい簡単。
操作が簡単だと会計がスムーズになり、お客様をお待たせすること無く接客できます。
文字が大きくて打ちやすい、メニューが少なくてわかりやすい画面。
会計時の画面
花屋の環境で利用する
花屋といえば水を使いますね。私はこれまでにスマホを水桶に落として水没させること3回。その度に修理代がかかって大変でした。
最近のスマホは防水仕様なので水に落としても気にならなくなくなりました。
ですが、無料とはいえこのiPadを水桶に落としたら・・・修理費用は当然実費です。
届いてすぐにiPadの保護カバーを買い、装着させて使っています。
このカバーをつけとけば水の中に落としても、ある程度の高さから落としても大丈夫です。
かなり頑丈なのでしっかりと保護してくれます。
※写真に写っているiPad横のカードリーダーも同じく防水仕様ではありません。こちらの保護カバーはありませんので取り扱いはご注意ください。
ちなみにうちで買ったiPad保護カバーはこちら。
Airペイ(エアペイ)まとめ
Airペイ(エアペイ)はスクエアほどマルチではありませんが、花屋で現場で利用するカード決済として、スクエアとAirペイの両方を導入しておくと良いと思います。
そうすることで、iPadやiPhoneでもAirペイとスクエア決済の両方ができる環境が無料で手に入ります。
・入金サイクルは月に3~6回。そして振込手数料が取られない。
・経済産業省のキャッシュレス・消費者還元事業に登録を完了しています。
・カードリーダーとiPadが無料で導入できます。
「キャッシュレス・消費者還元事業」期間中は、国が決済手数料の3分の1を補助してくれるので、決済手数料が2.16%になります。
さらに、期間中は利用者へ5%還元がありますのでアピールしやすいです。
Airペイ(エアペイ)無料申し込み
Airペイ(エアペイ)は下記の公式サイトから無料で申し込めます。
尚、こういった決済サービスは必ずといっていいほどトラブルが発生します。
数分程度で復旧すればよいですが、数時間~数日間使用できないといった事例も実際に起っています。
そのようなトラブルに備える意味でも、1つより2つ導入するのがリスクヘッジになります。
使っても使わなくても完全無料なのでバックアップとして準備しておくのがおすすめですよ。
Airペイ公式サイト:https://airregi.jp/
Square公式サイト:https://squareup.com/
花屋の和では、花屋さんのホームページを制作したり、上位表示させるだけでなく、リアル店舗とネットショップの運営に役立つ情報提供もしています。