日本花き振興協議会が農林水産省から受託し、株式会社JTBが行う「Tryフラワー! モニターキャンペーン参加店募集」に応募してみました。
概要としては、
- 全国1000店のフラワーショップが参加。
- エンドユーザーにLINEお友達登録してもらい、当選された方に2,200円分の電子クーポンをプレゼント。
- クーポンを使って花屋さんで花を購入する体験&大切な人へ花を贈る体験をしてもらう。
という企画です。
2200円のクーポンは10,000人に配布されるので総額は2200万円という規模ですね。
一人2200円は花のギフト購入単価としてはそれほど大きな額ではありませんが、花の消費(顧客醸成)と来店誘導を目的としているところは花屋にとってはありがたい企画だと思います。
ただ、このキャンペーンの目的の一つが花屋への来店増としているので、そうなると懸念は接客時のウイルス感染対策になるでしょうか。
個人的には今流行しているウイルスなんてちょっと強めの風邪程度にしか考えてませんが、マスメディアが過剰に煽り報道を繰り返すので、せっかくのキャンペーンが逆効果にならないか、それが不安です。
店頭での接客対応と対策
このキャンペーンのターゲットはお花初心者の方、お花好きな方。そのようなユーザーがメインになってくると思います。
私の経験上、そのようなお客様への対応となると店内での接客時間も自ずと増えてくるなと予想しています。
今の状況下、接客時間が増えるということは感染に繋がる可能性もあるため、參加店には十分な予防策も必要になりますね。
花店での感染拡大やクラスター発生による風評被害、営業停止のようなことは絶対に避けたいものです。
利用者のユーザビリティ
花屋にとってこのようなキャンペーンをSNSを絡めて展開してくれるのはありがたいです。
花に興味があるけど、なかなか購入に至らない潜在層は少なくないと思います。
興味を持ったユーザーを逃さないためには「使いやすい」ことが大切。
その使いやすさについて、この企画はどうなのか?を考えてみました。
考えたのは「参加花店の検索」と「電子クーポン」の2つです。
参加花店の検索
参加花店は日本花き振興協議会が用意したサイトで調べることができます。
探す方法は地図検索と都道府県検索の2つ。
ですが、お世辞にも使いやすいとは言えない仕様。
予算の関係なのか、制作会社のレベルなのかわかりません。理由は長くなるので割愛します。
残念ながらこれでは利用者の利便性(ユーザビリティ)が良いとは言えません。
電子クーポン
今現在、テレワークやリモートワークによる在宅勤務が主流になっています。
感染防止を目的とした自粛要請の中で経済を回すには、販売側もネットでの営業活動に注力していかなくてはいけない流れ。
そのような風潮の中、お客様の中には対面での接客を望まない方は少なくないと思います。
電子決済による非接触での支払いの他、アマゾンなどに代表されるようにギフト券やチケットなども電子化され、便利になったと体感している人は多いでしょう。
そのような中なので「電子クーポンなら、その利用もWEB上でできないの?」と考えるのも自然。
なぜ店頭での電子クーポン交換にこだわるのか?
来店前にクーポンの利用(使用認証)をWEBで終わらせ、店頭で商品を受け取るだけ、のようなリモート対応をしても良いのではないかなと個人的に思います。
電子クーポンとQRコードならその仕組は容易。
このような対応こそ、ユーザビリティの向上と、今で言えば接客時間短縮(感染拡大防止)の両方を兼ねます。
私は、お客様のどんな要望にも応えるといった過剰対応は必要とは思いませんが「求められたときの対応力」を身に着けておくことは花屋にも必要だと思います。
Tryフラワーへの期待感
いずれにせよ、業績低迷時にこのようなキャンペーンをしてくれることには感謝しかありません。
自社PRと絡めて何ができるのか?
来店誘導や集客アップと相性の良いMEOも絡めて検証し、いろいろ考えて集客&売上アップに繋げていきたいと思います。
関連サイト