ペイペイで払える花屋さん
今回は花屋さんの店頭支払いツールとしてPayPay(ペイペイ)を検討している方のために、実際の使用感を紹介します。
PayPay(ペイペイ)は100億円還元キャンペーンで話題になりましたのでご存知の方も多いかと思います。
うちの花屋にPayPay(ペイペイ)の営業の方が来たのが、第一弾キャンペーンの1ヶ月ほど前。
このときはまだ「ペイペイがものすごい注目を集める」とは思っていませんでした。
初期費用、導入費用、決済手数料が無料という説明だったので、それではということで申し込みました。
申し込んで1週間ほどで店頭キットが郵送されてきます。
PayPay(ペイペイ)の支払い方法
お客様がPayPay(ペイペイ)を使う場合の支払い方法は2つあります。
1つは、店頭に設置したQRコードをお客様のスマホで読み込み、決済金額を入力して支払うというものです。
決済完了までの手続きをお客様がほぼ全てしてくれる形です。
もう1つは、お客様のスマホにPayPayアプリをいれ、そのアプリ画面を店舗側のバーコードリーダーで読み込んで支払うというものです。
この方法はお客様にとっては手続きがほとんど必要なくて簡単な方法です。
ですが、花屋さん側はバーコードリーダーを導入する必要があります。
どっちの方法も、ひと手間ふた手間かかります。
PayPay(ペイペイ)を利用するには?
このPayPayを利用するには、お客様とお店側の両方で事前設定が必要です。
実際に利用するための設定を見ていきましょう。
お客様
お客様がPayPayを利用するには、事前にアプリから利用登録をする必要があります。具体的には、登録画面にて支払いに使うクレジットカード情報の登録をします。
花屋さん
花屋さんがPayPayを利用するには、所在地や業種、振込先等の店舗データを入力し、審査に申込みます。審査が通過すると利用開始となり、上述のような決済ツール一式が郵送で届きます。
花屋でPayPay(ペイペイ)を導入してみた感想
お花代の支払いをスマホ決済などで簡単に行いたいというお客様は確かに増えています。
コンビニなどでもスマホ決済の支払いが便利ですね。
ただ、コンビニなどでのスマホ決済とPayPayで違う点は「手間の有無」です。
ほとんどのコンビニでは支払い時にリーダーに「かざすだけ」ですが、現時点でPayPayでの支払いは、かざすだけでは決済できません。
メリット
100億円あげちゃう!といった大々的なキャンペーンなどを目当てに利用者が爆発的に増えているのは事実です。
今後もそれなりのユーザー数になっていくと思われます。
利用するとキャッシュバックされる還元キャンペーンも行われているため、人気はある程度持続するのではないでしょうか。
実際に「ペイペイが利用できる花屋」と検索する方が増えています。
決済方法の一つにペイペイを導入することで集客につながると言えると思います。
デメリット
還元キャッシュバックなどのキャンペーンが終われば、利用者にとっては他のサービスと同じカード支払い、電子マネー扱いになるため、そこであえて手間のかかるPayPayを選ばないユーザーも出てくと考えられます。
各種クレジットカード業界も「かざすだけ」の支払いを導入し始めていますし、より高いポイントバック等にも力を入れはじめています。
バーコードリーダーの導入にはコストがかかるため、多くの小売事業者では「QRコードを読んでもらう」方法になると思います。
かざすだけ決済は今後の主流になるのは間違いない流れ。
その中で、携帯のアプリを起動させ、バーコードを読み込んで金額を入力する、といった手間が受け入れられるかだと思います。
まとめ
花屋にしてみれば、初期費用、導入費用、決済手数料が無料なペイペイは導入リスクゼロなので、決済の選択肢を広げて利用者ニーズに応えるという点では導入しても良い決済ツールだと思います。
ただし、手数料が無料なのは2019年9月末までの限定措置という話もあります。
私はその後の手数料がいくらになるのか気になったので、電話で直接問い合わせてみました。
ですが、2019年3月9日の問い合わせ時点では「未定」との回答でした。(有料化は決まっているそうです)
なくても困らない
現在は100億円キャンペーン第2段をしていますが、前回と比べるといまいち盛り上がりはありません。うちの店でいうと、お客様からの問い合わせや支払い時の反応もほとんどありません。
うちの花屋はPayPay(ペイペイ)が使えます!という謳い文句は、第一弾キャンペーンのときと比べると集客効果も薄れていますので、今はそれほど効果的ではない気がします。
キャンペーン終了後、そして手数料の改定によっては、店舗側の負担増にもなりえますので導入には検討が必要かと思います。
それでも、多くの利用ユーザーを抱えているペイペイ決済を導入することで集客に繋がる可能性は高く、マイナスになる要素は何もありません。
ただ、店側の負担として複数の決済方法をそれぞれ覚えるのははっきり言って面倒。
うちは店頭でもネット通販でも使えるスクウェア決済をメインにしています。操作が簡単だし、手数料も安価、軽減税率事業者登録なので手数料の還元もあります。
最近ではSTORES(ストアーズ)も決済サービスをはじめていて、今申し込むとリーダーが無料でついてきます。
リーダーは買うと17,000円位するのでい今だけの無料キャンペーン中に申し込むとお得。
スクウェアの方に興味のある方は、以前に紹介したこちらの記事を参考にしてください。
花屋の和では、花屋さんのホームページを制作したり、上位表示させるだけでなく、リアル店舗とネットショップの運営に役立つ情報提供もしています。